想元紳市ブログ

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『レスラー』

ミッキー・ローク復活で話題の映画『レスラー』。

当初、ニコラス・ケージがこの役を演じる予定を覆し、監督が強力にミッキーを押したらしい。
見事に大正解だったと思う。
トラブル続きの彼自身の半生と重なって、圧倒的な存在感があった。

80年代に活躍した人気レスラー、ランディも、今は落ちぶれてトレーラーハウスに住んでいる。
スーパーでバイトしながら、ときたま安い興行で日々の生活を立てている。
離れて暮らす一人娘とは疎遠、おまけにステロイドによる心臓発作で、レスリング人生も絶たれるはめに。

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そんなランディがひそかに心を寄せるストリッパー、キャシディを演じたマリサ・トメイがうまい。
一人息子を育てるために、夜な夜な身体を張って生活している。

どん底の二人は、お互い反発しつつも、不器用に心を通わせていく。

人生のどうしようもないところで、もがき苦しむ男女の、底辺でのふれあいが美しくないはずがない。

最後、全てが空回りし、絶望したランディは、ドクターストップも聞かず再びリングに立つ。
「心臓が」と制止するキャシディにランディは言う。

「俺にとって痛いのは、外の現実の方だ」

彼にとって、それほどまでに現実は過酷なのか。

エンドロールに流れるブルース・スプリングスティーンの歌が泣かせる。

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