想元紳市ブログ

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『藍宇 〜情熱の嵐〜』

ゲイを真正面から描いた香港映画『藍宇 〜情熱の嵐〜』。

2001年の公開で、藍宇(ラン・ユー)とは、主人公の青年の名前だ。
中国で匿名のネット小説として発表され、後に台湾で書籍化された『北京故事』の映画化である。

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貿易会社を営む裕福なハントンと建築を学ぶ学生ラン・ユー。
天安門事件に揺れる北京を舞台に、10年間に及ぶ二人の愛を切々と描く。
せつなく、胸が締め付けられるような痛みに何度も涙がこぼれた。

ゲイの純愛という意味では、『ブロークバックマウンテン』アジア版の趣かもしれない。

ハントンを演じたのが、『インファナル・アフェア』以来、贔屓の俳優、フー・ジュン(胡軍)。
ラン・ユーが、『山の郵便配達』が印象的だったリウ・イェ。

好きなシーンは、2度目のデートでハントンが薄着のラン・ユーにマフラーをかけてあげるところだ。
意図されたカメラワークで、二人が本物の恋に落ちたことがわかる瞬間である。

監督の演出はあえて控えめで、二人の感情の揺れ動きを丹念に追っていく。
ゲイならば、どちらの気持ちも理解できて、苦しくなってしまうだろう。

ラスト、台湾の人気歌手、黄品源が歌うチャイニーズポップスが流れる。
叶わぬ恋の歌、ラン・ユーが好きで口ずさむ曲だ。
この曲が流れ、ラストシーンからエンドクレジットに続く映像には、何やら深い意味が込められていそうだ。

クランクアップ後も二人は役から抜け出せずに親密だったため、スタッフが心配し、しばらく距離を置くことにしたのだという。
が、胡軍は、本作で妹を演じた女優と結婚していた。

ぜひ、メイキングも観てみたい。
原作も読んでみたい。

ベッドシーンで入る、たくさんのぼかしは酷いの一言につきる。

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