想元紳市ブログ

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『100年インタビュー・岸惠子』

NHKの人気シリーズ『100年インタビュー』。
今回は岸惠子だ。

美しく歳を重ねた77歳。
好奇心があって、まだ様々なものを見たり体験したいと思っているので、歳をとっている暇がないそう。

1時間半のインタビューの中で、女優のこと、結婚のこと、旅のこと、日本のことを語り尽くす。

その中で印象的だったもの――。

アフリカなど世界の僻地を旅することが好きだった。
旅行前には2ヶ月半かけて9本の予防注射を打ち、45日間の旅程で4回しかお風呂に入れなくても平気だった。
苛酷な環境に身を置いていると、精神が引き締まり、それとは真逆のフィクションである映画の世界が、ただのリクリエーション、ただの楽しい運動会みたいなものに思えるのだとか。

12歳のとき、横浜大空襲にあった。
仮設の防空壕に避難するも、なぜかここに居ては危ないと思った。大人たちの制止を振り切って逃げだし、木の上に登って避難した。そこから、燃え盛る自分の家が見え、また防空壕に避難した子供たちがほぼ全員死亡したことを後で知った。
そのとき、自分は今日から子供であることをやめよう、これからは自分の意思でやりたいことをやろう、と決心したのだという。

元夫イヴ・シャンピから教わったことの一つが「卵を割らないとオムレツが食べれない」。
人生には二者択一のときが必ず来て、どちらかを選ぶ決断が必要だという意味。

人生というのは、窓を自分で開け放し、新しい風を入れ、空気を入れ替えることが大事だという。
平凡な日常のなかにも、ある日、ある「非日常」がふと現れる。それをぱっとキャッチすることが大切で、そのことで不幸になったり、波乱万丈が待ち受けているかもしれないが、輝かしい世界が待っている可能性もあるのだから。

パリでは、サルトルやボーボワール、マルローなど知識人や世界的スターと交友関係があった。
番組で紹介された写真の中には、ウィリアム・ホールデンとのツーショットも。
刺身が好きなホールデンのために大皿を用意し、また、その写真を撮影したのはオードリー・ヘップバーンだと言うから驚く。

臨終の際は、ぽっくり死ぬのは嫌だと言う。
せっかく長い間生きてきたので、死とはどういうものか、じっくり体験しながら生を閉じたいのだという。

岸惠子は、間違いなく、日本を代表する女性の一人であろう。
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