想元紳市ブログ

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『ドラゴン・タトゥーの女』

デヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ドラゴン・タトゥーの女』。

ある実業家の不正告発記事が裁判で敗訴し、窮地に立たされた記者のミカエルに、大富豪一族の老主から声がかかる。
40年前に忽然と姿を消した姪ハリエットの真相を究明してほしいというのだ。

ミカエルの調査に手を貸すのが、タトゥーとボディピアスで自らを傷つけ、暗い過去を持つ天才ハッカー、リスベット。

次第に明らかになる一家のおぞましき裏の顔。
何ら接点のない、ハリエットとリスベットという二人の女の闇が、物語の裏側で微妙にオーバーラップしてくるのが、もう一つの見どころだ。

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物語の魅力は、なんといっても、リスベットというかつてない異形ヒロインを産んだことにつきる。

カリスマ性と暗い闇は、演じた素顔のルーニー・マーラ本人とのギャップゆえに匂いたったのだと思う。
マーラが、同じくフィンチャーの『ソーシャル・ネットワーク』で主人公の恋人を演じた女優だと、事前情報なしにわかる人がどれぐらいいるだろう。

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原作者のスティーグ・ラーソンは本の発売前に急死したという。
本作は三部作に渡る長い物語の第一章に過ぎず、リスベットの過去やミカエルとの関係などは謎のまま終わってしまう。
観終わったあとの、微かな物足りなさは、この後に続くストーリーへの興味の裏返しかもしれない。

リスベットの過激な容姿と凶暴性、世間一般の道から逸脱した生き方の、根底にある哀しみと絶望の理由を知りたいと思う。

オープニング・タイトルの強烈なビジュアルイメージが忘れ難い。

オリジナルのスウェーデン映画も鑑賞したが、出来そのものは、甲乙つけがたいといったところである。

 

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