想元紳市ブログ

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光浦靖子・大久保佳代子『不細工な友情』

人気女芸人オアシズの二人、光浦靖子と大久保佳代子の往復書簡エッセイである。

軽く流すつもりだったが、なんとも骨太で、働く30代独身女性の本音と戸惑いを綴った読みやすい文章に、舌を巻いた。

お笑い芸人には、文章を書かせても、演技をさせても、本職顔負けの達者な人が多い。
彼らは、自分をさらけ出すということにおいて、全く躊躇がないからだと思う。

小学校から幼馴染の二人。

親のこと、恋愛のこと、ファッションのこと、芸能界のこと。
どんな子供時代だったか、どうやって思春期を過ごしたか、東京に出てきてどう感じたか。
18のとき同じように田舎から東京に出てきた自分を重ねて、思わず共感してしまう点も多々あった。

そして、婚期を少し過ぎた、働く独身女の素直な思い。

「オシャレもお金があってのことです。ブランドのバッグを欲しいと思う年頃。日々、将来の不安と、現在の欲求の間で揺れています。
小銭持ちの大久保さん、お嫁さん貯金は貯まりましたか?
私たちの未来はどっちのレールに乗るのでしょう?
今、使っていいのか? 貯めるべきなのか? 悩みませんか?」

5年前の本である。
おそらくその頃はまだ、光浦の人気が先行し、OLと二足のわらじだった大久保は今一つマイナー感があったときだろう。
今や二人とも、TVで引っ張りだこの人気者。
しかし、二人の立ち位置は当時とあまり変わらないような気がする。

早くにコンビを組みながら、どうして光浦だけがピン芸人的に仕事をしていたのか、驚きの理由も、さりげなく最後に曝露される。


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