想元紳市ブログ

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『ランナウェイズ』

70年代後半の伝説的ガールズバンド、ランナウェイズの結成と解散秘話。

リアルタイムで知らない人も、コルセットとガーターベルトで歌った大ヒット曲『チェリー・ボンブ』を聞けば、頷く人も多いはずだ。

ボーカルのシェリー・カーリーとギターのジョーン・ジェットを中心に、二人の孤独と不安、ロックに捌け口を見出しつつも、急激な人気に精神的バランスを崩し、ドラッグとアルコールにまみれながら破綻していく、その足跡。
ランナウェイズはもちろん、デビッド・ボウイやスージー・クワトロなど、当時のロックビートに合わせて駆け抜ける。

二人がレズビアン関係にあったことも匂わせるが、当時、まだ10代後半だったことに驚かされる。

シェリーを演じたのが、子役で有名なダコタ・ファニング。
ジョーンに成りきったクリステン・スチュアートの迫力ある演技が心に残る。

本国アメリカより、日本での人気の方が高かったランナウェイズ。
来日公演を中心を描かれる後半は、安っぽいセットが明らかに中国風で、残念な出来になってしまった。

原作はシェリーの自叙伝。
プロデューサーがジョーンであることからわかるように、今は和解し、親密な関係にあるらしい。
You Tubeで観ると、並んでインタビューに答え、また何度かステージでも共演している模様だ。

とはいえ、ジョーンが”I Love Rock'n Roll”など、その後メガヒットを飛ばし、未だに現役のロックンローラーであるのに対し、一方のシェリーは、薬物の更生施設入退院、女優にトライしたり、双子の姉と再デビューしたり、今はチェーンソーを使ったアーティストであるらしいなど、その後の人生は紆余曲折に富んでいる。

シェリー・カーリーは、そのカリスマ性を考えると、もしかしたらマドンナやレディー・ガガなど、時代を代表するディーバたる存在に成りえたのではないか、とも思えるが、実際そうならなかったし、彼女がそれを欲しなかった。
そのあたりの秘密にこそ、描くべきドラマがあるように思うのだが、残念ながらこの映画からは紐解けない。

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