想元紳市ブログ

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『小さな中国のお針子』

文化大革命の嵐が吹き荒れる1971年の中国。
反革命分子の子弟として、山奥の村で再教育を受けることになった二人の青年と、村でお針子をしている少女。

青年が読んでくれる西洋文学に触れるうち、少女は自我に目覚め、さらには恋とその痛みを経て、自らの意志で人生を切り開こうと村を出る。

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少女は、ことさらバルザックを好んだ。

「自然人には感情しかないが、文明人には観念がある」

一人山を下りる少女は、髪を切り、追ってきた青年を振り払う。

しかし、観念を知った少女のその後が幸せになったのかは、定かではない。
それぞれ成功を手にした二人の青年の20数年後は、はっきり描写されるというのに。

都市と農村、富裕と貧困、それはそのまま中国社会を紐解く、最も重要なキーワードである。

青年の一人が、『藍宇』に主演したリウ・イエ。
この役柄も、まるで藍宇のイメージそのままなのは、ナイーブな優しさが、おそらくリウ・イエ個人が備えた生来のものだからだろう。


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