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想元紳市ブログ

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『実録・男と男の性の事件簿』

電子書籍『実録・男と男の性の事件簿』を配信しました。

ケース①:叔父と甥の歪んだ関係、ケース②:元妻の旦那を寝取った中年ラガーマン。
加害者が赤裸々に告白した手記から、男と男の情欲がひき起こした二つの事件の真相に迫る。

【あらすじ】

ケース①:叔父と甥の歪んだ関係

「田村重之、現在34歳。平成21年5月、千葉県市川市にある自宅の仕事場で、叔父の田村隆雄(当時54歳)を用意していた刃渡り16センチのナイフで刺殺。東京地裁より懲役10年の判決を言い渡され、和歌山刑務所に服役中。」

甥と叔父はいかなる経緯で肉体関係を持つようになったのか。そして、その歪んだ関係が殺意へと変わる、引き金となった出来事には、父親まで絡んでいた。

ケース②:元妻の旦那を寝取った中年ラガーマン

「矢島壮一、現在49歳。平成28年10月、神奈川県横浜市みなとみらいにある高層マンションの地下駐車場で、元妻の権田幸恵(当時40歳)を絞殺。横浜地裁より懲役16年の判決を言い渡され、松山刑務所に服役中。」

別れた妻が再婚した夫は、人気プロ野球選手の権田大輔。自主トレ期間のトレーナーを務めることになった矢島と権田の二人は、次第に抜き差しならない関係へと陥っていく。



今回は、男たちが犯罪を犯すことになる、その経緯を描いた物語ですが、いつか、塀の中の物語も書いてみたいと思っています。

映画やドラマなどでは、刑務所内における男色行為を描いた作品は多々あります。

私自身好きな映画と言えば、アラン・パーカー監督の『ミッドナイト・エクスプレス』。
実在の主人公を演じたブラッド・ディヴィスのセクシーさもあいまって、幼心にショッキングなぐらい強い印象を残した作品です。



純文学では? 
BL小説では、木原音瀬の『箱の中』という名作があります。BLが苦手な人にも、じゅうぶん楽しめる作品だと思います。



世の中は、コロナウィルスが招いた事態にいまだ収束の気配すら見えませんが、私はできるだけたくさんの本を読んだり、映画を観たりする時間を確保できる、と前向きにとらえています。

直近に読んだのがアンソロジーの『エロスの記憶』。

豪華な作家陣による秀逸な短編揃いの中、ここにふさわしいものとしてあえて紹介したいのが、野坂昭如の『エレクションテスト』です。

戦時中のM検ならぬ、ET法が成立した近未来を描いたディストピア小説。

ET法とは、

”日本国に男として生を享けた者は、すべて六十五歳に達した翌年、四月上旬に、正しくはエレクションテストを受けなければならない。勃起能力を試されるので、男根にまつわる古来よりの、色合いなら、一黒二赤三紫、形状なら、俵エラ張り岐阜提灯、また長短は関係ない。眼目は硬軟、タタしめて持続十五秒なら合格。”

このET法にまつわる顛末が、野坂昭如独特の巧妙な語り口でつづられます。

 

最後に、もちろん私の拙著も、たまの性の息抜きにどうぞよろしくお願い致します。

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[想元ライブラリー] の【実録・男と男の性の事件簿】

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■既刊分はこちら
『流刑の島』
『父と息子の裸祭』
『覗き・刺青の男』
『浪速親父の淫らな純情』
『黒潮―カツオ漁師の熱い夜』
『ゲイ官能小説短編集【男たちの旅】』
『失踪の森【前編】―捜査一課・田所警部の憂鬱―』
『失踪の森【後編】―捜査一課・田所警部の覚醒―』
『父子男色酒蔵』
『再見―台北の男【前編】』
『再見―裏切る夜【後編】』
『夜這いの村-マタギ伝承-』
『義兄の裸・男前すぎる父』
『ガテンの臭い・既婚親父の穴』
『鋼鉄の男―ラガーマン父子の火まつり―』
『スワッピングの夜・父のもう一つの顔』
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『スワッピングの夜・父のもう一つの顔』

電子書籍『スワッピングの夜・父のもう一つの顔』を配信しました。

同じマンションに越してきたカップルからスワッピングをもちかけられて……。上京してきた父の意外な顔を知ってしまった息子がとった行動は……。都会の淫靡な夜を描いた2編。

【あらすじ】

『スワッピングの夜』

交際してもう6年が経つ有二と秀昭のカップル。だが有二は、本物のラガーマンでモテモテの秀昭に、今も漠然とした劣等感を拭えないでいた。
そんなとき、同じマンションに一組のカップルが引っ越してくる。刑事である郷田と体育教師の武史という歳の差カップル。
ある日、郷田からスワッピングをもちかけられる。
都内のホテルで、淫靡な相方交換を繰り広げる四人。
その後、有二と秀昭の二人を待ちうけていたのは……。

*****

『父のもう一つの顔』

東京での一人暮らしが14年になる圭太のもとに、父の義勝が、野暮用で一晩だけ上京してくることになった。
地元で柔道教室を経営している義勝は、圭太が9歳のとき、母が再婚した男。そんなこともあって、圭太は自分でも不可解なわだかまりと微妙な距離を抱え続けていた。
上京してきたその夜、圭太は、酔っ払った父がセンズリしている姿を見てしまう。そればかりか、翌日、上野のハッテン場で淫乱に遊んでいた圭太は、もうとっくに田舎に戻ったはずの父の姿を偶然目撃してしまい……。



『スワッピングの夜』はその名の通り、スワッピングつまり夫婦交換をテーマにした小説ですが、私自身は経験がありません。

カップル+1の3Pはあるのですが、いろいろ些細なことが気になって没頭することができず、あまり楽しめなかったというのが正直なところ。
こちらがカップル側のときは、彼氏が不快な思いをしないよう、単独で参加するときは、カップルの双方に対して平等になるように気をつかい、快楽より気疲れの方がずっと強かったような……。

少なくとも私的には、実際に体験するよりこうやって小説の中で妄想している方が楽しめるもののようです。

『父のもう一つの顔』は、もちろん父子がテーマ。
拙著で頻繁に取り上げるテーマですが、実際、読者の需要があります。

実のところ、私自身は、近親相姦的なものに興味はなく、そのため実の父子ではなく義理の設定にどうしても逃げてしまいがちです。読者の方はどうなのでしょう?

ゲイサウナを舞台にした父子という設定が気になるなら、台湾映画の『河』をおすすめします。

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スワッピングの夜・父のもう一つの顔

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[想元ライブラリー] の【スワッピングの夜・父のもう一つの顔】

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『鋼鉄の男―ラガーマン父子の火まつり―』

『鋼鉄の男-ラガーマン父子の火まつり-』

電子書籍『鋼鉄の男―ラガーマン父子の火まつり―』を配信しました。

25年ぶりに再会し、過去と対峙するラガーマン父子が迎える火まつりの夜。男たちが燃え上がる謎の飲精儀式とは…。『父と息子の裸祭』に続く「父子の祭」シリーズ第2弾

【あらすじ】
 ケガが原因で長く続けてきたラグビー生活を引退した上、最愛の母まで亡くし、失意のどん底にあった若林逸平。
 遺品の中に、なぜかラガーシャツ姿の若かりし父の写真と手紙を見つける。父の与田征吾は、逸平が幼いときに母と離婚し、それ以来、行方がわからなくなっていたのだった。
25年ぶりに、北国の製鉄所で働く父と再会する。
 時代から取り残されたような寂れた町で、過酷な肉体労働に挑む男たちの絆と生き様、そして冬の夜開かれる火まつりと謎の飲精儀式とは……。
褌一つになった男たちが、熱く激しく燃え上がる……。
 父と子は裸でぶつかり、やがて、それぞれが封印してきた過去と向き合うのだった。
 
【目次】

一、石幡製鉄所第一社員寮
二、シャワールーム
三、石幡神社
四、男たちが燃える夜
五、男吉
六、手紙



きっかけは、釜石製鉄所のドキュメンタリーをみたこと。
町の寂れた様子などはもちろん創作ですが、製鉄所と深い関係がある神社や従業員たちが出入りする呑兵衛横丁のようなものは実際、釜石に存在しています。

また火まつりは、和歌山県新宮市の御燈祭をイメージしており、祭りの日には白いものしか食べないというしきたりは、今も守られています。

冒頭の「序」約3500字を一挙掲載します。この後、父と子がどんな展開に至るかは、各サイトから本編のダウンロードよろしくお願いいたします。

================

   序

 北国の凍えるような、夜の雪が舞っている。
 かつて眠らない鉄の町として活気を呈し、大勢の乗降客で賑わっていた駅も、今はさびれてただ物悲しいばかりである。
 若林逸平は、到着した列車から暗いホームに降りたった。小型のキャリーバッグを引きずりながらホームを歩く。
 迎えはいない。
 父と二十五年ぶりに再会するのがなんだか怖かった。
 到着する時間をあえて知らせなかったのは、駅のホームでセンチメタルな対面になるのを避けたかったからだ。いきなり余計な手間をかけさせたくないという思いもあった。
 父の与田征吾が家を出たのは逸平が小学二年、九歳のときである。
 それ以来、一度も会っていない。母は、離婚した理由はおろか、父の話をすることもなく、逸平は所在すら知らされていなかった。幼心にも、聞いてはならないことだと察していた。
 東京での母との二人暮らしを寂しいと感じたことはなかったし、高校でラグビーに出会ってからは、毎日が追い立てられるように過ぎていった。
 大学卒業後も、社会人としてラグビーを続けていた逸平が、思いもよらず致命的な大けがを負って引退を余儀なくされたのが昨年の春のことである。
 追い打ちをかけるかのようにそれから半年もせず、かねてから療養中だった母が他界した。
 自分でもあきれはてるほど、人生のどん底を味わった。会社の総務部でさして意味のない事務仕事をしながら、孤独と挫折の意味をかみしめていた。
 母の遺品の中に、一枚の色褪せた写真と父から送られてきた手紙を見つけたのは、葬儀から一週間ほどしてのことだった。
 写真には、逸平が生まれる以前の、若かりし父の姿が写っていた。
 グラウンドとおぼしき場所に精悍なラガーシャツ姿の父が立っている。父もラグビーをしていたとは全く知らなかった。
 手紙は、消印を見ると、数年の間隔をはさんで合計三通。
 筆圧の強い、角張った達筆の文字が並んでいたが、内容は事務的なぐらい短いものばかりだった。逸平のことに触れたものはない。それよりも、母が離婚後も父とときおり連絡を取り合っていたことに驚いた。
 差出人の住所から、北国の製鉄所で働いていることを知った。
 また、どうやら逸平が就職するまでの間、毎月、決まったお金を送金し続けてくれていたらしい。逸平名義の預金通帳も見つかり、手を付けないまま、まとまった金額になっていた。
 逸平はさんざん悩んだ末、思い切って父に手紙を送ることにした。
 母の死を伝えるというのは、表向きの理由に過ぎない。身寄りのなくなった逸平の中で、実の父の存在が日増しに大きく膨らんでいたのである。
 記憶にある父は、例えて言うなら、大地に深く根を張った巨木だった。ただ単に身体ががっちりとして大きいということではない。堂々して、包み込むように守ってくれる、とてつもなく大きな存在として、幼い逸平の日常に、たしかにいた。武骨で他人には不愛想だったが、逸平にだけは優しかった。なのに、ある日突然、逸平の前から姿を消した。その理由を、今なら知っていいはずだ、と思う。
 忘れかけたころ、父から返信が届いた。
 一か月が過ぎていた。
 母に対する悔やみの言葉があり、最後に、父の暮らす町で開かれる火祭りを見に来ないか、との誘いが追伸の形で添えられていた。
 積極的に「会おう」ではないことに逸平は気を楽にしたが、それは父なりの気遣いだったのかもしれない、とあとで思った。

     *

 十人も来ればいっぱいになる場末の酒場「男吉」は、その名のとおり、むさくるしいばかりの男たちですべての席が埋まっていた。
 カウンター席が七席、物置を兼ねた四人も座ればぎりぎりの座敷席が一つ。壁紙はところどころ剥がれてめくれあがり、床のリノリウムもどす黒く変色している。
 客はみなそこそこ中年のようだが、くたびれた感じはこれっぽっちもなく、そろって肉厚の体躯に脂ぎった肌つやをしていた。
 中には、黒い油汚れがこびりついた作業着そのままの者もいる。男たちは全員、ここから歩いて十五分の場所にある石幡製鉄所の作業員たちだった。
 彼らの多くは出稼ぎで、妻子がいたとしても郷里に残したままだ。親兄弟に絶縁された者からムショ上がりまで、何らかの訳ありも珍しくない。そもそも今の時代、そんな訳ありでもない限り、斜陽産業にして究極の3K仕事である昔ながらの製鉄業など、好んで働きたがる者などいるはずもなかった。
 ここ「男吉」は、そんなさまざまな事情を背負った男たちが過酷な肉体労働を終えたあとに立ち寄る、言わば、息抜きの場を提供しているというわけだった。
 日本の製鉄業が隆盛を誇った高度経済成長の時代には、このあたりも呑み屋横丁として十軒あまりが軒を連ねていたものである。その後、俗にいう「鉄冷え」の大不況で、工場の規模も最盛期の五分の一以下に縮小し、横丁で残るのはここ「男吉」だけになってしまった。
 当然ながら、こんな場末の小汚い店で女の客を見ることなど滅多にない。そもそも製鉄で成り立っている町自体、女の数が極端に少ない気がする。鉄の町であると同時に男の町なのだ。
 また、たまに比較的若い作業員が雇われてきたとしても、彼らはなぜかあまり酒を飲まない。あるいはすぐに音を上げて姿を消す。なかなか居つかない。時代遅れの酒場である「男吉」の客のほとんどが中年なのはそのせいもあった。
 それぞれが陽気に会話し、豪快に手酌で酒をあおっている中にあって、一人だけぽつりと、どこか異質な雰囲気を醸し出している男がいる。
 それが逸平の父、与田征吾だった。
 カウンター席の一番奥に座って、口数も少ない。だが、頑丈な男たちの中でもひときわがっちりしていて貫禄があった。濃い無精ひげと後ろに流した髪にはいくらか銀色が混じり、苦み走った顔立ちには独特の陰がある。他の男たちから孤立しているわけではないのだが、どこか威圧的で謎めいて見えるとしたら、それは得体の知れない深みを湛えた瞳、また、左こめかみから頬を横切る傷痕のせいもあったかもしれない。
「与田さん、いいんスか? 迎えに行かなくったって」
 カウンターの中から大山達郎が、さりげなく征吾に声をかけた。
「男吉」とは先代店主の名前であり、息子の達郎は二代目である。坊主頭と口髭のせいで見た目はよく極道と見間違われる。まだぎりぎり三十代で、見ようによってはきりっとした端正な目鼻立ちなのに、ぶっきらぼうなぐらいの人懐こさを売りにしていた。
「せがれも、あいつなりに気まずいんだろう」
 征吾がぼそりと呟く。
 到着する時間は知らせてこなかったが、都会のように本数は多くないので、東京を出た時間からだいたい推測がつく。
「おせっかいかもしんないけど、もうそろそろ社宅に着いてもいい頃じゃないんスか?」
 達郎はあきらかに征吾を心配している。どうやら、征吾の訳ありな事情についてもある程度把握している口ぶりだ。
 そうでなくても、普段からただでさえ寡黙な征吾が、その日はいつにもましてむっつり押し黙り、酒を飲むペースも量も多かった。
「しょんべんだ」
 そう言って、征吾がいきなり立ち上がった。低い天井が、大柄な体格のせいでよりいっそう低く見える。男たちの後ろの狭苦しい隙間をなんとかすり抜けてのれんをくぐり、店先に出た。
 粉雪が街燈の明かりを受けてちらちらと光りながら舞っていた。
 横丁だった通路の突き当りまで行けば便所があるが、誰もわざわざそんな手間などかけない。手っ取り早く、路地の電柱に向かって立小便で済ます。
 征吾は、あまりの冷え込みに一度ぶるっと身震いした。
 凍える手でズボンのファスナーを下ろし、一物を鷲掴みして外に出す。寒さで縮こまっていても、ずしりとした重量感のある太マラだ。
 少しだけ亀頭に被っていた皮を指先で剥いてから黒ずんだサオに手を添える。しばらくすると、尿道が開いてじょぼじょぼと黄色がかった小便が飛び出した。酒の混じった強いアンモニア臭とともに白い湯気が立ち昇り、凍てついていた路肩の雪が一気に解けていった。
 一物をぶるぶると揺らし、滴を払う。ズボンにおさめ、店内に戻った。
 残っていた酒を一息に飲み干し、目でおかわりを催促する。
 達郎が空のコップに一升瓶から直接酒をついだ。
「これ飲み終わったら、帰りませんか」
「ああ、わかった」
 征吾はそれだけ言うと、なみなみと注がれた酒の表面に映る自分の顔がかすかに揺れているのを、神妙なまなざしで見つめている。
 ある覚悟を、心のうちに秘めて……。

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鋼鉄の男―ラガーマン父子の火まつり―

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『流刑の島』
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『ガテンの臭い・既婚親父の穴』

『ガテンの臭い・既婚親父の穴』

電子書籍『ガテンの臭い・既婚親父の穴』を配信しました。
新作書き下ろし2編収録です。

電車で乗り合わせたガテン親父の後を追ったリーマンを待っていたのは……。妻子と別居中の元ラガーマンが知人から誘われて……。満たされない既婚者の男色初体験を描く連作2編

【あらすじ】

『ガテンの臭い』

帰宅途中の電車の車内。既婚リーマンの桜井将司が何やら違和感を覚えて居眠りから目覚めると、目の前に現場上がりで汗だくの汚れたガテン親父が立っていた。強烈な汗の臭いと厳つい体に惹かれ、同じ駅で下車してしまった将司は、そのままガテンを追いかけて駅のトイレへ。
そこで目撃したのは、男のあまりに淫らな姿だった。やがて、密かに隣の個室から覗いていたのが、とうとうバレてしまい……。

『既婚親父の穴』

妻子と別居して1年、まもなく50歳を迎えるというのになんだか満たされない日常、そして性生活を送っている元社会人ラガーマンの相葉善治。
借りたマンションの近所に一軒の割烹を見つけ、同じ歳でやはり妻子ある既婚者の店主・井上保と親しくなる。
そんな善治がある日、保から誘われたのは、既婚男性だけがある目的をもって参加する秘密の集まりだった。



前作『義兄の裸・男前すぎる父』以来、約半年ぶりの新作配信となりました。前作が、自身過去最高のDL数を記録したことに気を良くし、同じような連作2編のスタイルをとっています。

今回のテーマは既婚者の初体験。最後に、2作それぞれの登場人物の意外なつながりが明かされるのも前作と同じです。

これまで、全14作品を配信しましたが、正直、エロ度の高いものほどより多くの人から好まれるのはまぎれもない事実。とりわけ、タイトルが重要なのは言うまでもなく、文学的でない、なるべく直球ズバリの方が受けがいいようです。

また今回のもう一つのテーマが「におい」。

極端なフェチでなかったとしても、誰にとっても多かれ少なかれ「におい」は重要な性的要素ではないでしょうか?自分も、フェチとは言えないまでも、妄想レベルでは汗臭さや体臭、大好きです。

家族や日常の物語が続きましたので、次作はよりドラマチックでファンタジー色の強い作品を久々執筆したいと考えています。

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『義兄の裸・男前すぎる父』

電子書籍『義兄の裸・男前すぎる父』を配信しました。
新作書き下ろし2編を収録しています。

裸祭りの日、ついに憧れの義兄と2人きりになり……。男からも女からももてる奔放な父、息子との関係も次第にエスカレートして……。家族を描いた連作2編を収録。

【あらすじ】

『義兄の裸』
“実家に住む姉の結婚がようやく決まったのは半年ほど前のことである。
大喜びの母が、相手は三十七の姉よりさらに八つも年上の大工で、どうやら空手教室で出会ったらしいと電話で誠一に伝えてきた。”(冒頭抜粋)

相手はどうせ冴えないただの中年親父かと思いきや……。
地元の裸祭りに参加するため帰省した誠一は、男らしい義兄と一つ屋根の下、心穏やかでいられるはずがない。義兄の汗、脱いだ下着、壁越しに聞こえる夜の営み……。
いよいよ裸祭りの日、褌姿の義兄と神輿を担ぐ興奮に浸ったのも束の間、ついにその夜、実家で2人きりになってしまい……。

『男前すぎる父』
“田ノ倉清吾は、昨年五十の大台に乗ったというのに、とにかくよくモテた。それが女だけでなく、男からもモテるというのだから普通ではない。
その理由は簡単である。
顔立ちがまるで主役を張る俳優かと見まがうほどの苦み走った二枚目である一方、首から下は男受け、正確にはゲイ受けする、厚みのある筋肉質な巨体でいやらしいほどの男性的魅力を発散している、というわけだった。
歳を重ねた今や、渋さと包容力で女たちのファザコン心をくすぐり、熟しきった肉体でゲイたちの視線を釘付けにした。”(冒頭抜粋)

母は早くに亡くなり、長らく男二人だけの暮らしの中で、男女を選ばず遊ぶ父の姿を見て育った息子の信介。
そんなある日、清吾が事故で両手首を骨折。全く自由のきかなくなった父のため、信介はあれこれ手助けするはめに……。トイレや風呂の世話、さらにそれだけにとどまらず……。



本ブログも新作配信時に更新するだけで、めっきり手薄なものになってしまいました。

そもそも従来の個人ブログの形態そのものが、ある種の役割を終えたのはないかという気がしています。

ブログを始めた7-8年前は、まだ毎日三ケタのアクセスがあったものですが今やはるか遠く及びません。
もちろん更新頻度が落ちたこともありますが、一度完全にアドレスを引越したことで以前の記事までほとんど検索に引っかからなくなってしまったこと、そして大きな理由の一つはネットにおける「まとめサイト」の氾濫ではないかと考えています。

何かを調べようとすると、アフェリエイトのためのSEO対策だけに絞った、中身の薄いまとめサイトが検索の上位に並ぶようになってしまいました。ただの特定商品の宣伝だったり、中にはタイトルだけが立派で、内容は怒りを覚えるほどのサイトも少なくありません。

インターネットにおける情報の劣化に他ならないと思っていますが、残念ながらこの状況はまだしばらく続くのでしょうか。

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