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想元紳市ブログ

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『義兄の裸・男前すぎる父』

電子書籍『義兄の裸・男前すぎる父』を配信しました。
新作書き下ろし2編を収録しています。

裸祭りの日、ついに憧れの義兄と2人きりになり……。男からも女からももてる奔放な父、息子との関係も次第にエスカレートして……。家族を描いた連作2編を収録。

【あらすじ】

『義兄の裸』
“実家に住む姉の結婚がようやく決まったのは半年ほど前のことである。
大喜びの母が、相手は三十七の姉よりさらに八つも年上の大工で、どうやら空手教室で出会ったらしいと電話で誠一に伝えてきた。”(冒頭抜粋)

相手はどうせ冴えないただの中年親父かと思いきや……。
地元の裸祭りに参加するため帰省した誠一は、男らしい義兄と一つ屋根の下、心穏やかでいられるはずがない。義兄の汗、脱いだ下着、壁越しに聞こえる夜の営み……。
いよいよ裸祭りの日、褌姿の義兄と神輿を担ぐ興奮に浸ったのも束の間、ついにその夜、実家で2人きりになってしまい……。

『男前すぎる父』
“田ノ倉清吾は、昨年五十の大台に乗ったというのに、とにかくよくモテた。それが女だけでなく、男からもモテるというのだから普通ではない。
その理由は簡単である。
顔立ちがまるで主役を張る俳優かと見まがうほどの苦み走った二枚目である一方、首から下は男受け、正確にはゲイ受けする、厚みのある筋肉質な巨体でいやらしいほどの男性的魅力を発散している、というわけだった。
歳を重ねた今や、渋さと包容力で女たちのファザコン心をくすぐり、熟しきった肉体でゲイたちの視線を釘付けにした。”(冒頭抜粋)

母は早くに亡くなり、長らく男二人だけの暮らしの中で、男女を選ばず遊ぶ父の姿を見て育った息子の信介。
そんなある日、清吾が事故で両手首を骨折。全く自由のきかなくなった父のため、信介はあれこれ手助けするはめに……。トイレや風呂の世話、さらにそれだけにとどまらず……。



本ブログも新作配信時に更新するだけで、めっきり手薄なものになってしまいました。

そもそも従来の個人ブログの形態そのものが、ある種の役割を終えたのはないかという気がしています。

ブログを始めた7-8年前は、まだ毎日三ケタのアクセスがあったものですが今やはるか遠く及びません。
もちろん更新頻度が落ちたこともありますが、一度完全にアドレスを引越したことで以前の記事までほとんど検索に引っかからなくなってしまったこと、そして大きな理由の一つはネットにおける「まとめサイト」の氾濫ではないかと考えています。

何かを調べようとすると、アフェリエイトのためのSEO対策だけに絞った、中身の薄いまとめサイトが検索の上位に並ぶようになってしまいました。ただの特定商品の宣伝だったり、中にはタイトルだけが立派で、内容は怒りを覚えるほどのサイトも少なくありません。

インターネットにおける情報の劣化に他ならないと思っていますが、残念ながらこの状況はまだしばらく続くのでしょうか。

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義兄の裸・男前すぎる父

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[想元ライブラリー] の【義兄の裸・男前すぎる父】

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想元ライブラリー

■既刊分はこちら
『流刑の島』
『父と息子の裸祭』
『覗き・刺青の男』
『浪速親父の淫らな純情』
『黒潮―カツオ漁師の熱い夜』
『ゲイ官能小説短編集【男たちの旅】』
『失踪の森【前編】―捜査一課・田所警部の憂鬱―』
『失踪の森【後編】―捜査一課・田所警部の覚醒―』
『父子男色酒蔵』
『再見―台北の男【前編】』
『再見―裏切る夜【後編】』
『夜這いの村-マタギ伝承-』
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『夜這いの村-マタギ伝承-』

電子書籍『夜這いの村-マタギ伝承-』を配信しました。

『流刑の島』の民俗学者・立花賢吾が帰って来た! あれから一年、今回、賢吾が調査のため訪れたのは、今も昔ながらの伝統を継承するマタギたちが暮らす秘境の村だった。

【あらすじ】
小笠原沖の太平洋上に浮かぶ孤島と男たちをめぐる哀しい結末に、ずっと喪失感を引きずり続けてきた大学教授の立花賢吾。それから一年、たまたま講義を聞きに来た一人の男子学生の紹介で、山の奥深くにある秘境の村・太切村を訪れることになる。
戦前まで東日本各地に散在していたものの、今や事実上消滅したに等しい狩猟採集民マタギと、謎に満ちた固有の文化。だが、太切村では昔のしきたりと信仰を厳格なまでに守り続けるマタギたちが今も暮らしているというのだ。
賢吾は、奇妙で淫靡なマタギたちの儀式を体験し、野性的な男たちと交わる中で、ゆっくり再生の道を見出していく。



物語の中で描いた伝統的な儀式のいくつは創作ではありません。

例えばペニスを勃起させて踊るという儀式は、「クライドリ」と呼ばれて実際に行われていました。その状態に至らしめるため、他のマタギたちが手を貸すといった行為もあったようです。

またマタギ小屋の中に入るため、あるいは何らかの掟破りをした場合には、必ず裸になって全身を水で清めなければならないというしきたりは、どうやらどの地域のマタギの間でも共通にみられたようです。

そういった儀式は、長らくマタギだけが知る門外不出の秘密として守られていました。戦後の調査で、ようやくその一端が明らかになりましたが、それもまだ多くの謎に包まれていると言います。

本作では、マタギたちのそうした儀式や日常を軸に、『流刑の島』の主人公・立花賢吾を再び迎えて、新しい物語を作りました。

『流刑の島』は絶望と喪失のうちに物語が終わりましたので、賢吾に再生の光を与えてあげたいという、作者ならではの願いも込めたつもりです。

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夜這いの村ーマタギ伝承ー

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[想元ライブラリー] の【夜這いの村―マタギ伝承―】

■既刊分はこちら
『流刑の島』
『父と息子の裸祭』
『覗き・刺青の男』
『浪速親父の淫らな純情』
『黒潮―カツオ漁師の熱い夜』
『ゲイ官能小説短編集【男たちの旅】』
『失踪の森【前編】―捜査一課・田所警部の憂鬱―』
『失踪の森【後編】―捜査一課・田所警部の覚醒―』
『父子男色酒蔵』
『再見―台北の男【前編】』
『再見―裏切る夜【後編】』

『再見―裏切る夜【後編】』

電子書籍『再見―台北の男【前編】』に続く、『再見―裏切る夜【後編】』を配信しました。

台北と東京を舞台にした遠距離恋愛の行方、そして2人を取り巻く男たちの人間模様を描いた官能ラブストーリーの後編です。

再見3

【あらすじ】
 2010年夏の台北での出会いから、ようやく2人の距離が近づいたときに東日本を襲った大震災。
 ボランティアで来日したウェイと正式につきあうことになったものの、銀座の街で偶然出会った知人によってウェイの隠された過去を知ることになる。
 第三の男、さらに見え隠れする父親の不穏な動き。
 自分を見失った修一がとった行動は……。



本作にてG誌関連作はすべて配信終了です。G誌には休刊に至るまでのわずか2年弱の間、10作もの作品を掲載していただいのはとても幸運でした。

思い起こせば、初めてゲイ官能小説を書いてみようと思い立ったのは2013年前後。
実は、同時期に3つの異なるジャンルの作品を仕上げました。

G誌小説グランプリに応募する作品とは別に、某F書院の官能小説大賞のための男女もの、もう一つは某BL誌に応募する小説。

中でも最も執筆に苦労したのがBL小説です。
BLにはかなり厳格な決まり事があるらしいこと(例えばウケはこうでなくてはならないとか……)、特に「萌え」というものが、結局最後まで理解できないままでした。

もちろん、男女ものも執筆に時間を要したのは言うまでもありません。何しろ実際に見たことすらないものを事細かに描写するわけです。それでも、ノンケ男性独特のいやらしさを想像することは決して苦ではありませんでしたが。

結果、男女官能小説は最終選考に残ったものの落選。後日編集部から連絡があり、しばらくやり取りを続けていましたが最後はこちらから連絡を絶ってしまいました。やはり、男女の官能を書き続けることなどできないと判断したためです。

一方、BLの方も受賞作のところに名前はありませんでしたから、おそらく腐女子から受ける展開でなかったのは確かです。

ということで、優秀賞をいただいたG誌でその後も書き続けるようになったという次第です。

今後もゆっくりしたペースで新作を書いていきたいと思っていますが、その内容については迷いがあります。
官能色をより強めるのか、あるいは弱めるのか。
現状、エロ度が強ければ強いほど需要があるのは事実なのですが……さて。

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再見-裏切る夜【後編】

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[想元ライブラリー] の【再見―裏切る夜【後編】】

■既刊分はこちら
『流刑の島』
『父と息子の裸祭』
『覗き・刺青の男』
『浪速親父の淫らな純情』
『黒潮―カツオ漁師の熱い夜』
『ゲイ官能小説短編集【男たちの旅】』
『失踪の森【前編】―捜査一課・田所警部の憂鬱―』
『失踪の森【後編】―捜査一課・田所警部の覚醒―』
『父子男色酒蔵』
『再見―台北の男【前編】』

『再見―台北の男【前編】』

電子書籍『再見―台北の男【前編】』を配信しました。

身勝手で自信家の男・修一が出張先で出会った純朴な台湾人の男・ウェイ。台北と東京を舞台に2人の5年に及ぶ遠距離恋愛の行方と破綻を描く官能ラブストーリー。

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【あらすじ】
 父親の経営するPR会社で副社長として働く西澤修一は、元ラガーマンの肉体と容姿に恵まれていることもあって自信に満ち溢れ、わがままで自己中心的な生き方に徹している。それは男遊びに関しても同様だった。
 そんな修一が、出張で訪れた台北で出会ったのが、純粋で素直な台湾人のリウ・ウェイ。単なるビジネス上の繋がりが、いつしか特別な関係へと変貌していくものの、修一の性格がそう簡単に変わるはずもなく。
 2010年夏の出会い、そして日本を揺るがす大災害が起こる2011年3月までの物語。



「再見」とは字の通り、See You Againの意味です。ハッピーエンドというわけではないものの、恋愛によって2人がそれぞれに成長していく姿が物語のテーマとなっています。

書き下ろしですが、正確には2016年初め、G誌編集部にまさに納品するタイミングで休刊の一報が届いたため未発表となっていた作品でした。

また、本作は編集部からだいたいのコンセプトで依頼されて執筆したものであり、そのため他の作品とはいくぶん趣が異なるものになっているかもしれません。そのような形は、本作ともう一作『ゲイ官能小説短編集【男たちの旅】』に収録した『真夏のライトバン(改題前:真夜中のひまわり)』のみです。

主な舞台を台北から東京に移し、2011年3月から2015年に至る2人のその後が描かれる【後編】は9月中旬の配信を予定しています。

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再見-台北の男【前編】

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[想元ライブラリー] の【再見―台北の男【前編】】

■既刊分はこちら
『流刑の島』
『父と息子の裸祭』
『覗き・刺青の男』
『浪速親父の淫らな純情』
『黒潮―カツオ漁師の熱い夜』
『ゲイ官能小説短編集【男たちの旅】』
『失踪の森【前編】―捜査一課・田所警部の憂鬱―』
『失踪の森【後編】―捜査一課・田所警部の覚醒―』
『父子男色酒蔵』

『戦後短篇小説再発見2 性の根源へ』

戦後の優れた短篇をテーマごとに集めた同シリーズ第2巻のサブタイトルは「性の根源へ」。
坂口安吾や吉行淳之介、新しくは村上龍に至るまで、様々な形の性愛を描いた11作品が収録されている。

本書を最初に読んだのは、ゲイ官能小説を書こうと思い立った2013年頃。
フランス書院やBLの名作、団鬼六や宇能鴻一郎の作品、もちろんゲイ雑誌に掲載された著作を手当たり次第に読みふけった中の一冊だったけれど、あらためて再読してみると、やはりさすがの味わい深さである。

特に好きだったのが、河野多恵子の『明くる日』と野坂昭如の『マッチ売りの少女』。
共に、小説としての面白さはもちろん、ゲイから見て、男性が実に官能的に描かれている点が共通している。

『明くる日』は、子どものいない一組の中年夫婦の日常を綴った物語だ。
肺結核という妻の病気を理由にあえて子供をつくらなかったという事実と、実際は子どもができない体だったという事実の間で揺れる妻・央子と、夫・島田の微妙な関係が描かれる。

央子の視点で描かれるため、島田は脇役ではあるのだけれど、その言葉や行動はとても男性的であり、性的である。

『マッチ売りの少女』は、母親の情夫に強姦されたことをきっかけに、大阪・釜ヶ崎の街娼にまで身を堕とすお安が主人公。
軽い知的障害があり、名前も顔も知らない実父の面影を、自分を抱く男たちにひたすら重ね続ける姿は、せつなくも愛おしい。

父のイメージを重ねたいがため、お安は若い男ではなく、ひたすら中年以降の男を好む。
お安を抱く、大工の継父、ヒモの男、酔っ払いの親父らは、どうしようもなく下劣だけれども、なぜか抗い難い性的魅力を放っている。

日活ロマンポルノの名作『赫い髪の女』の原作として知られる、中上健次の『赫髪』も収録。


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